現在日本の住宅事情 |
日本では、古来より木造建築によって、神社仏閣を筆頭に耐久力のある建物が建てられてきました。それらは、日本の風土に合った素晴らしい建築工法の建物です。 しかし、残念なことにこれらの建物はけっして快適な生活ができるものではありません。一方、昭和30年代後半からの経済成長に伴って住宅の快適さが求めれれるようになり、のべ石工法から柱を腐らせない為のコンクリ−ト基礎工法、そして土間生活から床貼り生活になりました。又、アルミサッシの開発そして断熱・気密にも目を向けられるようになりました。 しかし、中途半端な断熱・気密住宅の部屋で暖房のための石油スト−ブが結露を発生させる大きな原因であることが分からず気にもしないで生活してきたのです。 最近、ようやく結露発生のメカニズム、結露が住宅を腐らせること、結露がカビ・ダニを発生させ人の健康に害を及ぼすこ、また、耐久性・室内環境・省エネ性は比例する部分が多いことも分かってきました。 シックハウス症候群やフォルムアルデヒドの問題も取りただされてからではありますが、行政も24時間換気扇を付けなければいけませんと指導も始まりました。 *日本はまだまだ住宅後進国です、造り手側はもちろん、住みて側も造り方・住まい方を探求してゆかなければと思います。
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