窓部分の断熱も大変重要なのです。夏は53%、冬は43%のエネルギ−が窓から失われるというデ−タもあります。
耐久性の良いアルミサッシですが、アルミ(*196)やガラス(*0.68)は非常に熱を伝えやすい材料なのです。そこで新しく開発されてきたのがアルミ部材の途中に樹脂(プラスチック)(*0.18)を組み込んだのが断熱サッシです。樹脂はアルミの約1/1000という熱伝導率の小さな素材です。そして、この地球上で一番断熱性能がいい「空気」(*0.0021)をうまく利用したのがペアガラス(*0.31)なのです。上位機種として夏の強い日差しをさえぎるLow-Eペアガラスに樹脂サッシというのもあります。
このことから、光熱費を押さえることはもちろん、結露発生を抑え室内環境にも大きく貢献するのです。 *アメリカでは80%が、ペアガラスの断熱サッシです。カナダにいっては100%(国の決めになっています)ペアガラスの断熱サッシが住宅に使用されています。なお、これまでに建てられたお住まいにもペアガラスに取り替えられることをお薦めします。住み心地やいろいろな面で大きな違いが出ます。
*熱伝導率単位:Kcal/mh℃
※2015年に省エネ基準法(省エネ法)が完全施行されました
近年建築される住宅のほとんどに、窓などの開口部にペアガラスを採用
されています。
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